航空宇宙学科

Topics2021/05/07

航空機構造修理 2

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亀裂の入った機体外板の修理方法としては、オーバーパッチリペア、フラッシュパッチリペアのどちらかを採用して修理を行います。本当は、いろいろな決まり事や、従わなければならない基準、使用している材料による違い、などなどあるのですが、ここではその様な細かいことは全部すっ飛ばして話を進めていきますね。

さて今回は、機体のアルミ外板に亀裂が入ったと仮定して修理を行います。
オーバーパッチリペアを採用して作業を行います。
大まかな手順としては、まず、どのように修理をしていくのか設計をします。
①損傷部の処置、②修理材の選定(材質、板厚、大きさ)、③ファスナー(リベット)の選定(型式、材質、サイズ)、④使用ファスナーの数、配置を決めます。⑤計算によって修理の検証して、⑥修理材と修理部の処置をどのようにするか決めて、修理の設計は終わりです。

次に、実作業の手順です。
①損傷部、リベットを打つ位置を母材に割り付けします。
②損傷部の両端に、目に見えない損傷の除去と、損傷の進行を防ぐために、ストップホールを、リベットを打つ位置にドリルで穴を開けます。
③母材に修理材を重ねて母材の穴を修理材に移します。
④母材と修理材を重ねて、固定した後、指定された大きさのリベット穴を開けて、バリを取ります。
⑤リベット穴が全て空いたら、修理材を設計した寸法に仕上げます。
⑥パッチ材の裏側に防錆処理をします。
⑦母材と修理材を重ねて固定したら、リベットを打ちます。
⑧リベットが正しく打てたか検査をします。
⑨母材と修理材の間から水分等が進入しないようにシールをして完了です。

やる事が沢山ありますね。しかし、これはまだまだ入門編です。頑張りましょう!

※紹介した修理方法は色々あるうちの一例です。全てではありません。実際には、最初にお話した様々な決まり事や、従わなければならない基準によって修理を行います。

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