航空機設計の期末試験が行われ、今年の満点は二人でした。全員ができると易し過ぎ、全員がでないと難し過ぎ、ですから担当教員としてはなかなかいい試験問題だったと自己評価。

多くの学生が点を落としたのは、揚抗比と燃料消費率から離陸重量を求める問題。機体空力性能とエンジン性能の違いにより設計最大重量が変わるかを問う、航空機設計の大命題である機体サイジングの問題です。
具体的な問題設定は、ペイロードはボーイング７８７ー８と同程度だけど、空虚重量比が小さく、航続距離要求が緩いので燃料重量比も小さくなるようになっています。その結果、７８７実機に比べてだいぶ軽くなっていますね。