軽量かつ高性能という高度なバランスが必要な航空宇宙機の開発には、空気力学や構造などの専門領域を高次元に統合する総合工学的な力が求められています。ロケットや新幹線の開発を航空技術者が主導してきたように、この総合工学的な力は航空宇宙分野に限らず自動車・鉄道・船舶・建機など多方面に通用します。
航空工学の基礎を学んだ上で、大分県央空港エクステンションキャンパスで実機を使ったエンジン運転や整備実習などを通じて実践力を養います。指導するのは、一等航空整備士として企業で活躍してきた教授陣。空の安全を守る航空機整備・運航・グランドハンドリングに関わる人材を育成します。
宇宙開発を担う技術者を育成するために宇宙工学分野の基礎理論から宇宙環境利用技術などを学びます。さらに、アジアで初めてとなる大分空港の「宇宙港プロジェクト」や、JAXAの「種子島宇宙センター」見学などで、宇宙開発の最前線に触れ、宇宙分野で求められるエンジニアリングセンスを養います。
整備実習用の航空機やエンジンなどを格納しています。これらの実機を教材に、現場で必要となる知識や技術を習得するための様々な実習を行います。
航空機の安定性・操縦性に関する研究への活用や、操縦しやすくパイロットの負担が少ない機体の開発など、操縦性に関する人間工学的研究に用います。
プロペラ機を用いたエンジン運転や整備実習などの現場体験を通して、航空整備士に必要な知識と技術が確実に身に付きます。
※就職率は、2018年度〜2022年度卒業生の「内定者÷就職希望者」で算出しています。