本学の産学官民連携推進センター主導の元、航空宇宙工学科もある地元企業との
共同研究に参画しています。
相手方企業の担当者である森さんは、本学科の卒業生で、先日、航空宇宙工学科で行った検証モデル試験の立ち合いに来学されました。
森さんは、2001年3月に本学卒業後、佐賀大学(院)を経てとある地元企業に
就職。
卒研では風洞を使った研究を行っていたという森さんは、実験研究の経験を有する研究開発人材とし、現勤務先の株式会社ホーシンの目に留まり、同社の誘いを受け2017年に転職。ホーシンの「開発型企業にしたい」との方針の元、同社でのある製品開発のチームの一員として、本学との共同研究を担当されています。
数年後、本学も参画した製品が完成して、日の目を見るのが楽しみですね。
【株式会社ホーシン】について
昭和57年創業の「建設資材のパイオニア」。大阪・大分の2か所に製造拠点持ち、独自の工夫をこらしたオリジナル製品を開発し、工事現場における省力化・安全化に貢献。現場のニーズを的確に商品に反映すべく、企画から設計・製造・販売・レンタル・メンテナンスまで一貫した体制を強みとしています。
この日の『検証モデル』について
㈱ホーシンが開発しようとしている建設資材は、航空宇宙との関連が薄いように思われますが「ものづくり(開発)」には、共通するところが多いものです。この日の見学して頂いた検証モデルは、スカンクワーク方式で準備しました。
スカンクワークスとは、SR-71やF-117の開発で名高いロッキード社の開発部門です。
同部門のモットーは「既製品を使って時間とお金を掛けずに開発リスクを低減する」で、F-117の原型となったHave BlueはF-111/B-52等の部品を流用して製作されたとのこと。
この流儀にならいホームセンター等で調達可能な物品のみでスピーディーに検証モデルを準備し、㈱ホーシンの方々にも好評を得ました。