Topics2022/09/17

卒研指導「神は細部に宿る」

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スティーブ・ジョブスは、iPhoneのディテールに徹底的にこだわったそうです。
研究開発も同じです。手抜きすると、ちゃんと結果に表れるというお話。

以下で紹介したように、鋼線の破壊強度を卒業研究テーマとしている学生が居ます
2022/07/27 卒研指導「いつやるの?いまでしょ!」
2022/08/03 卒研指導「勝負はそこからだというのに」

7/27以降も、同様な実験を繰り返しました(7/27とは異なり涼しい室内で)。
光学顕微鏡で見る限り良さそうな試験片が3セットできました。
(1本の鋼線破断から破断面は2か所、3本破断で3×2=6の試験)

ということで大分県産業科学技術センターへ電子顕微鏡写真の撮影に行きました。
電子顕微鏡は、試験片をセットするのに時間が掛かり1つずつ見ていきます。
トップバッターは1セットの片側、まあまあだけど、ちょっと・・・
次に行きます、2セット目の片側、その次は反対側ですが、いまいち・・・
じゃあ、3セット目。しかし、片側、反対側ともいまいち・・・・・
残り時間も少なくなってきたところ、最後に1セット目の反対側。
やっと「こんな感じ!」と狙っていた破面になっていまいた(ふっ~)。

観てみた順番がアンラッキーでしたが、終わり良ければ総て良し?
でも、なんで2セットと3セットはイマイチだったのでしょうか?

帰り際「3セットとも本当に同じやり方でやった?何か違いはなかった?」と教員。
「実は〇×の接着が剥がれかかっていたのだけど、2と3はそのまま実験しました」
(〇×のところは、研究上の企業秘密なので内緒です)
「3セット目が終わってから、接着をやり直したんですけど・・・」と学生。

「接着が原因と特定はできないが、状況証拠的には接着かなあ~」と教員。

試験片の準備は学生に任されており、学生の手抜きが結果に表れたようです。
ただ、卒業研究は、予定されている結果が出る授業での実験とは異なり、やってみないと分からないということが多いです。
「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」とエジソンが言ったように、研究開発の現場では失敗はつきものです。
卒業研究も研究ですから、同じなんです。
でも、きっと、この学生には学びがあったはずです。

2022/07/26 卒研指導「The Greatest Teacher, Failure is」

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