Topics2022/12/13

課外活動「航空宇宙も電子装置と無関係にはいられない・・電装設計勉強会」

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現在、日本文理大学の航空宇宙工学科の学生を中心に、課外で「電装設計勉強会」なる活動をしています。
工学プロジェクトの一つであるCANSATプロジェクトとクラブ活動の宇宙開発部ではそれぞれCANSAT(自動操縦の自動車や滑空機でゴールに向かう競技機体)やハイブリッドロケット(従来とは異なる燃料を使った小型ロケット)を開発して、能代宇宙イベント(http://www.noshiro-space-event.org/)や種子島ロケットコンテスト(http://jaxa-rocket-contest.jp/)に毎回出場しています。これらの機体にはすべて小型のコンピュータなどの電子装置が搭載され、自動操縦やデータ記録などに活躍しています。

しかしこれまでは、基本の動作をする機体を作るのが精いっぱいで、なかなか電子装置の性能向上(例えば小型軽量化や信頼性向上)は二の次になっていました。そこで、遅まきながら自分たちでプリント基板を設計して作ることを目指して勉強会を立ち上げ、早いもので今回で13回目となりました。

実は航空宇宙工学科の学生の中で電子装置に興味を持っている学生はあまり多くないんです。しかし、今までもこれからも、航空宇宙の仕事で電子装置に無関係でいられる仕事なんてほぼ無いでしょう。学生のうちからこれらに触れておくことは、かならずや彼らの将来に役立つことでしょう。