Topics2023/05/12

カーテンレールとトラス構造

  • d1
  • d1
  • d1
  • d1
  • d1

構造力学では、いよいよトラス構造の話が始まりました。
今年は再履修生が多く、昨年の中間試験・期末試験でトラスの問題ができなかった学生です。まさに、これからが勝負所となるわけです。

多数の骨組み(部材)から成り立つトラス問題で部材力を求めるためには節点や支点の力の釣り合いを解いていく必要があります。
出来なかった理由は、支点や節点の力の釣り合いに対する理解が不十分だったことが疑われます。そこで、今年は直観に訴える説明を試してみました。

カーテンレールを使うことで、移動支点と回転支点の違いや、部材は軸力しか支えないことが「見える化」したものです。
さて、今年の中間試験はどうなるか?

補足)
高圧電線の鉄塔が代表例のトラス構造では、骨組み(部材)が引張力(軸力)を支えることで軽量な構造が実現されます。
航空機やロケットでも部分的にはトラス構造になっている部位や、一見トラスには見えないがトラス構造と同じ働きをしている構造があります。