Topics2024/05/10

科研費採択

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2024年度科研費について、当学科の室園教授、中山教授と機械電気工学科の高木助教の3名で申請した「ワイヤロープ破断の起点となる斜め破面を伴う延性破壊のメカニズム解明」が採択されました。
鋼線を撚(よ)り合わせたワイヤロープが破断する際には、鋼材の破断として一般的なカップ&コーン破壊とは別の破断面が斜めになっている破断が起点となる現象について研究するものです。当学科2023卒の伊賀本君、2024卒の冨沢君の卒業研究の成果が科研費獲得につながりました。
似たようなワイヤロープ破断の研究が労働安全衛生研究所・東京大学で行われています(山際他,ワイヤロープの疲労試験と有限要素解析,日本機械学会誌,2021年12月)。労安研・東大の研究は疲労破壊を対象としているのに対して、本研究は延性破壊を対象としている点が異なりますが、ロープ内部の鋼線同士の接触に注目しているのは同じです。