先月に行われた日本航空宇宙学会・西部支部講演会で
当学科の学生2人が卒業研究の発表を行いました。
他大学の学生による発表を聴講した本学学生は、そのあとで
「質疑の途中で先生が代わりに答えたのは、学生がかわいそう」と発言。
よく考えてみると、これはすごいことです。なぜなら、ありがちな
学生の意見として「質問されてもわからないので先生に代わりに答えて
欲しい」があり得るからです。
逆に本学学生の発言の前提は「質問に自分で答えたい」になっていて、
2人ともすべての質問に対して自分で答えることができました。
就職後の他社との打ち合わせでも「質問されてもわからないので上司に代わりに答えて欲しい」が実際にあるように研究や仕事を自分事(じぶんごと)として捉えているかどうか(当事者意識)の違いです。
卒業研究でトライ&エラーを繰り返すうちに、学生の中に当事者意識が
芽生えたということでしょう。