Topics2023/09/07

火星航空機の風洞試験

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火星には薄いながらも大気がありますので、飛行機を飛ばすことができます。
そこで火星の探査にはローバーなど地面を這い回る機械だけでなく、空中を飛び回って探査する航空機が使われる可能性があります。
しかし、ロケットで火星までその飛行機を運ぶには主翼などをコンパクトに折り畳んでおき、火星到着後に広げる必要があります。
NBU岡崎研究室ではその火星航空機の展開翼の研究をしています。
今年度は上空150mから折り畳んだ機体を空中投下し、確実に主翼などが展開するかを確かめる実験を予定しているのですが、展開後は滑空して安全に着陸する計画ですので、機体の空力性能を事前に正確に把握しておく必要があるため、今回、70%スケールのモデルを製作して、風洞試験を実施しました。結果のデータ解析はこれからですが、しっかりとしたデータが採れたようですよ。