Topics2021/07/09

どんぶらこ どんぶらこ(フライトシミュレーション実験)

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『むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。おばあさんが川でせんたくをしていると、どんぶらこ どんぶらこと、大きな桃が流れてきました。』
これ、皆さんお馴染みの昔話『桃太郎』の始まりの部分です。(概ねこんな感じで始まりますよね?)
『どんぶらこ』これは、重みのある物が水に浮き沈みしながら流れる様子を表す擬態語(Wikipedia)で、『どんぶらこ どんぶらこ』は大きな桃が川の中で浮き沈みを繰り返しながら流れる様子ですね。
さて飛行機は、空中で大気の中をどんぶらこ どんぶらこと飛行して・・・いたらちょっと具合が悪いです。
飛行中は様々な要因によって発生する短周期、長周期、ダッチロールといった特徴的な運動が起きようとしますが飛行機はパイロットの意図した通りに、飛行をしてくれないと困ってしまいます。
なので、安定して飛行を続けられるように様々な工夫が施されており、そのうちのひとつに飛行制御装置があります。
この飛行制御装置、色々なセンサーから情報を得て、それをコンピューターで処理をして適切な操縦を行っています。

この飛行機に発生する運動をフライトシミュレーターで再現し、運動の収束の過程を飛行制御装置の有無によってどのように変化するかを体感と数値で確認します。
これらの事を考察し実験レポートを完成させれば、“紙飛行機”から始まった実験は全て終了となります。

めでたし めでたし。