整備実習の前に皆揃って下を向いて歩いています。いったい何をやっているのでしょうか?
これは駐機場の『異物』を取り除く作業を行っているところです。(FODとかFOD作業などと言ったりします)
『異物』といっても様々で小石や舗装の破片、拾ったときにドキッとするような物、目を疑うようなものなどなど。本来そこにあるべきでないもの全てを『異物』といい、除去の対象となります。
この『異物』を取り除かずに放置しておくとエンジンに吸い込んでしまったり、エンジンやプロペラの後流で吹き飛ばされたり、車輪で踏みつけたり、跳ね上げたり・・・。結果、飛行機を損傷させたり、人を傷つけてしまう可能性があるのです。
なので、下を向いて歩くのも大事だったりします。
※FOD : Foreign object Debris : 生きているかどうかにかかわらず、空港環境の不適切な場所にあり、空港または空母の人員を傷つけたり、航空機を損傷させたりする可能性のある物体。
Foreign object Damage : 異物による損傷。
※拾ったときにドキッとするような物、目を疑うようなもの:気になる方はぜひおいで下さい。こっそり教えます。