Topics2021/11/24

ボーイング社の空力技術者に肉薄せよ!

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航空機設計の授業では、航空機の本質的な性能を表すペイロード/レンジ図の話がV-22の事例説明(*)から数回にわたり続いています。
先週は、この流れでボーイング社の空力技術者に挑戦する演習が行われました。
(*2011/11/05「ついつい見上げてしまいます」で紹介)

V-22の事例がそうであったように世の中に出回っているペイロード/レンジ図のほとんどが直線で描かれており、航空機設計の教科書も例にもれず、英語で書かれたものも同様です。

ところが、正しくは直線ではなく曲線になるのです。
ボーイング社が公開しているAirport Planning Manualでは、
確かに、離陸重量一定のラインが曲線になっています。

ボーイング社の空力技術者が作図したであろう本図の再現に挑戦するのが先週の演習課題。ボーイング社の技術者は複雑な計算により本図を作図しているでしょうが、さて、どこまで近づくことができるか・・・・

結果は・・・・・ボーイングデータにかなり肉薄するところまで行けました!

簡潔な式でも本質を捉えていれば、結構使えるということですね。
どんな式を使ったかは、本学に入学した方には、企業で実務経験を
積んだ教員がプロの技(わざ)を伝授いたします。