Topics2022/02/15

航空宇宙工学科における「実験」の学び【研究開発】

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「やってみもせんで、何がわかる」本田宗一郎氏の言葉だそうです。
理論や理屈がどうであれ、まずは一度やってみる。
技術開発では、理論検討よりも試作、実験が重要との教えです。

航空機の開発も同じです。
「ばかもの、本にどう書いてあったかなどを聞いているんじゃない」
ロッキード社スカンクワークスを率いたケリージョンソンの言葉です。
スカンクワークスは、唯一のマッハ数3実用機であるSR-71ブラックバードや、
世界初のステルス機であるF-117等、革新的な航空機を生み出した伝説の開発チームです。
同部門のモットーは「既製品を使って時間とお金を掛けずに開発リスクを低減する」。
本学科の教育・研究でも、このような試作・実験が行われています。

今年度の卒業研究から見てみると・・・・
『Flutter現象を⽤いた発電実験』
1m×1m風洞を用いてフラッターと呼ばれる現象を発生させます。

『回流⽔槽を⽤いたトンボの翅周りの流れの解明』
水槽を用いた低レイノルズ数での空気の流れを研究しています。

『画像解析を⽤いた⼩型無⼈機の姿勢運動特性に関する研究』
高速度カメラを用いて飛行中のドローンの姿勢を推定する研究です。

『新しい推⼒⽅式を⽤いたトンボロボットの研究』
トンボ型飛行ロボットを試作する研究です。

『宇宙エレベーターの制動システムについての研究』
宇宙エレベータのブレーキ特性を試作・評価する研究です。

本学科には、国立大学に負けない研究設備があります。
やりたいと思うことがもれなくできてしまうそんな環境です。