モノは壊れたら直します。最近は直さずに新たに買いなおした方が安上がりになるものの方が多くなっていますが超高額な航空機の場合、極々一部の部品以外は修理して再使用(限度はありますが)します。
交換できないモノについてはどうしましょう?胴体や翼といった構造部分は壊れても交換できません。
凹んだり、亀裂が発生したら直すしかありません。直すといっても航空機の構造修理には様々な制約があります。
修理した箇所の強度や輪郭を維持しつつ重量の増加を最小にして腐食に対しても気を使います。
その他にも美観や経済性、作業性も考えて行います。
というわけで、今回は機体のアルミ外板に亀裂が入ったと仮定して修理方法を学んでいきます。