2年生の必修科目、航空工学実験1で実験不備がありました。
先週の実験で過大な計測値が得られたのですが、その原因は教員側のミスによる実験器材不備でした。
過大であろうと計測値を尊重するのが正しい姿勢であり、実験結果と異なる想定値でレポートを書くのは捏造・改ざんになります。
学生が実験レポート書くためには「なぜ過大な計測値となったのか」の理由を理解する必要があるので、実験の翌週にその辺の説明を行いました。
学生の中には、あらかじめ正解があるとの想定の元、何が何でもその正解を出さなければならないと思っている学生が一部にいます。ただし、中高までと異なり、大学は「正解がないかもしれない問題を考えるための方法論を学ぶところ」でもあります。そういう意味において、現実には失敗も起こるのだから、過度に失敗を恐れず、失敗をどう活かすか(失敗から何を学ぶか)を身に付けて欲しいです。